ひょんなことから血圧を、2016年の1月下旬ごろからはかり始めたら、ずいぶん高い値が出る。上が160ほどになるのがそう珍しくない。夕方は140くらい。これは高いのでないかと1週間朝と晩に測ってその連続折れ線グラフを描いて名田庄の診療所に持って行った。「さしあたって、最低量の10mgを飲んでみますか。このアジルバ錠は最近開発された良い薬で、最低血圧は下げないけれど上は下げる効果がありますから」と言われた。
これまで薬とは縁のない生活だったので、「負けた」というか「無念!」というか、ともかくできることなら薬のご厄介にはなりたくない思いが強く、それでも仕方ないと思って1ヶ月飲むことになった。
すぐには下がらないのである。それどころか飲み始めて最初の数日は180まで上がる日があって、慌てふためいて診療所に電話すると「血圧が高いからすぐにどうかなるわけではない、まあ、それでも心配なら倍にしてみますか」と、20mgをすすめられた。20mgを飲んでも、これもあとで気がついたことでそれが通常のことであったのだが、なんら特別効いた風はなく、頭も少し痛く、自分の判断で20mgは2日間で止めて元の10mgに戻した。 どうやらこの薬は効くのに2週間から1ヶ月かかるらしいのを後で知った。
そんなこんなで飲み始めて1ヶ月、終わり間際の1週間ごろには140~120で安定してきて、その長い1ヶ月の連続データを持って診療所に行った。
「じわっーと効いてきていますね。続けて同じ量を飲んでみてください」となって一件落着。診療所に来る前から、グラフを見て、これはやはり続けないといけないと思っていたので、すんなり納得して家に帰った。
サプリメントで血圧が下がるということで、それを信じてサプリメントも飲み始めた。薬だけで良いかなとも思うが、「薬=できたら避ける」の方程式が消し去りがたくあるので、しばらくサプリメントと薬の併用とすることにした。120以下になるようなら止めても良いと言われている。
偶然新聞に「高血圧川柳募集」とあるのを見つけ、高血圧学会のホームページから応募した。3句までだったので、以下がその3句。母も高かったので、高血圧は家系と関係あるというから、今になって現れたHの高血圧はそのせいかとも思う。それが3句目。母は毎日丁寧に記録していた。
1.「気にしない性分だけどまた測る」
2.「青汁よトマトジュースよ頼んだぜ」
3.「懐かしき母のノートの血圧値」