千石山から駒ヶ岳、時計回りに周遊


2016108日、地元の山仲間3人と千石山(682m、二等三角点)と駒ヶ岳(780m、三等三角点)を、ぐるりと時計回りに周遊した。

千石山から駒ヶ岳 

明通寺の奥、池河内の集落を過ぎて山道に入る。しばらく行って谷の出合の落合橋の近くに車を止める。820分歩き始める。最初の20分ほどは急登、次第に緩やかになり、千石山に続く主稜線に出会ってからは、なんども軽い登り下りを繰り返し、10時に頂上に着いた。Hにとっては三度か四度目の頂上である。 

千石山からは南東に延びる稜線を駒ヶ岳に向かって進む。いま歩いている道は、もちろん登山道ではないが、鹿がすっかり下草を食べ、全くなにもなく、そこら一面道状態で、こんなところにもかなりの頻度で黄色のテープが木々に播かれていて我々を案内してくれる。 

熊の爪研ぎと思われる傷跡が立木に生々しく残っている。ついさっき爪をたてているとき人の気配がしたので慌てて止めたくらいの新鮮な痕である。駒ヶ岳にかけての登りでは、あまり多くはなかったが、素晴らしいブナ林の中を行くことができた。

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 駒ヶ岳頂上着12時。ここは三等三角点。ごつごつと一部岩を積んだ、盛り上がった部分に三角点が、本来なら埋められているはずの地下部を地上に出して立っている。同行のTさんから、三角点の裏にある植物が嶺南ではめずらしく、彼が最初に見つけたと説明を受ける。Nさんは、Hが雪がたっぷりの春の丈競山でお茶漬けご飯を食べていたのが、どうやらうらやましいかったようで、「今日のお昼はあれをまねしてお茶漬けです」と、熱いお茶漬けをかき込んでいる。昼飯時間は40分であった。 

駒ヶ岳からはしばらく西に進み、朝出発した落合橋に伸びる尾根を見つけて降りなければならない。このルートは初めてだったので、しっかり地図を読んでと少し緊張して頂上をあとにした。もう一人のNさんが最先端の機器であるGPSを持っていたので、いざとなればそれに頼れば良いが、それでは面白くないなと、Hは地図と磁石で位置を確認しながら歩いていた。

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何のことはない、黄色の案内テープがばっちり貼られているし、それに加えて昔付けただろう赤のテープも色あせてはいるがしっかり付いている。駒ヶ岳から20分ほど歩き、北にコースをとる地点で「落合橋へ」のテープを見つける。もう降るだけである。 

午後から雨の天気予報もずれて、ガスの切れ目からだが、久須夜岳や多田岳、青葉山も見える。午前中そこに立った千石山がぐるりと回った尾根筋の上にしっかりとある。よく歩けるものだとみんなで話す。 

木の間越しにちらちら林道が見える。ずいぶん高いとこまで伸びている。標高600mくらいの所で尾根が林道とぶつかった。林道は曲がりくねっていて、こんな道を利用して降りるとどれだけ歩かされるか分からない。

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また、尾根に突入する。350mほどからの下りで極端に狭いところがあり緊張して通過する。しっかり地図を読んで(あるいはGPSで確認して)の下山だったので、ぴたりと出発地点に降りられた。3時前だった。

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早川 博信

早川 博信

 

一念発起のホームページ開設です。なぜか、プロフィールにその詳細があります。カテゴリは様々ですが、楽しんでもらえればハッピーです。


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