小さな春のコンサート


地元の図書館で開催された「小さな春のコンサート」に連れ合いといっしょに行ってきた。図書館の空きスペースに電子ピアノと30席余りのいすを置いたのが会場、席は満席だった。若狭町在住のソプラノ歌手は自己紹介で15年前に今のところに引っ越してきた、神戸の出身ですと言っておられた。

演奏曲目は、早春賦、おぼろ月夜、この道、荒城の月、スミレの花咲くころ、見上げてごらん夜の星を、の6曲。暖かい日差しの指す室内で春の歌を聴いた。 

一番前の席に介護の人といっしょに来られた何人かの高齢者がおられた。そのうちの一人が歌に飽きると、歌っている最中であることなどお構いなしに、後ろの席の4歳くらいの女の子を振り返って「かわいいね、かわいいね、」と何度も何度も繰り返して声をかけていた。歌におばあちゃんの何とも言えない幸福そうな声が混じって聞こえた。 

自分もうんと年を取るとあのようになるのだろうか。



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早川 博信

早川 博信

 

一念発起のホームページ開設です。なぜか、プロフィールにその詳細があります。カテゴリは様々ですが、楽しんでもらえればハッピーです。


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