秋は収穫の時期であるが、同時に来春のための時期でもある。秋に行った畑仕事の報告である。
収穫の方から。芋類ばかりだけれど。
(1)サツマイモ
20畝に400本さした。9月30日に試験的に堀出して見たが、あまり大きいのがないので少々がっくり来る。
10月7日に20畝のうち13畝を掘り出した。
畑の横に農業用水路があるのでそこで洗って家に持ち帰る。12年間乗ったライトバンを手放したので、畑の収穫物の運搬手段としてリアカーを買った。今年のサツマイモはこのリヤカーで運んだ。みんな懐かしいのか、「いいのを買いましたね」とか「もう少し大きいのもありますよ」とかいろいろ声をかけてくる。しかし、だれも今ごろリヤカーでものを運ぶことはしない。軽トラでなんでもさっとやってしまう。本当は軽トラが欲しいのだけれど、車2台を持つのは経済的に無理なので、リヤカーを引っ張っている。
(2)サトイモ
一回目の収穫は11月19日の午後。3畝あるうち70%ほどを済ませる。付いているイモは一番多くてひと株に10数個。昔は30個も付いたと妻の弁。夢のような話しである。
11月22日、掘り出したいものうち、来年種芋として使うイモを地下に保管した。畑の隅に1m50四方で深さ1mほど掘り下げた貯蔵庫が作ってあるので、底にまず籾殻を敷いてその上に種芋、再び籾殻を重ね、次にまた籾殻の上にイモ。2回目のイモの位置は下のイモと重ならないように置く。こうするとイモが傷まない。二重にイモを入れて最後に籾殻+土+ビニィールカバーとかぶせて、四方を重しで抑える。これで冬を越すことになる。
二回目の収穫は11月24日。大きいのがとれた。きれいに泥を落とし、乾かして保存する。サトイモは冬の寒さに弱いので、そのまま冷凍するか、湯がいて皮をむいて冷凍するか、どちらも味は変わらない。
(3)ツクネイモ
いわゆるトロロ芋である。収穫は11月19日の午前。ごつごつとした形のイモで傷に弱く、少しでも傷つけるとそこから傷んでくるので、食べる直前まで泥を付けたまま置いておく。おろし金ですり下ろし卵と混ぜると絶品。子供の友人が「こんなおいしいものがあるか」と言ったとか。
(4)アピオス
ネットを見ると次のような記述があります。
「アピオスはインディアンのスタミナの源といわれたマメ科の植物です。非常に栄養価が高くジャガイモの30倍のカルシウム、鉄分は4倍!エネルギーは2.5倍!サツマイモの3倍の食物繊維、他のイモにはないビタミンEも含んでいます。」
収穫は11月21日。ひと畝だけで、あまりとれなかった。掘り出していて大きいなのが出てくると正直嬉しい。栄養価が高いので一日3個までと言うようだが、真偽のほどは分からない。
次は来春のための準備。
(1)イチゴ
苗を近所の方にいただいて(昨年もそうだった)、2畝さした。雪が降ってもそのまま、春まで待って、大きくなったら実に泥が付かないようにマルチをかける。できたイチゴを畑仕事をしながらいただくのは楽しみのひとつである。
(2)玉ネギ
9月10日に畑に種を直播き。9月10日に播くといいと言われているのでいつもこの日に種を播いている。11月16日に移植した。ひょうろひょろの苗が大きく育ち、地下に玉ネギを付けるのだから不思議でもあり面白い。
(3)エンドウ
アピオスとサトイモを作っていたところに種を直に播いた。冬の寒さを防ぐため、上から籾殻をかぶせた。普通のエンドウとスナックエンドウ(みとりうすいエンドウ)の2種類を播いた。作業日は11月24日。
かくのごとく、晩秋から初冬にかけてはとても忙しい。
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