福井山岳会のMさん、Tさん、Yさん達と西穂高岳に行く。5年前Mさんと小屋まで行ったが天候が悪化してそれ以上行かなかったので、今回は“リベンジ”である。
2018年9月23日、福井を朝6時に出て新穂高ロープウエーへ。福井から4時間ほどで着いた。駐車場は満車。登山者用の駐車場に車を止めて「しらかば平駅」まで坂道をだいぶ登った。
西穂山荘小屋まで1時間ほどで着いた。小屋の前はひとであふれていたがテント場は思っていたほど混んでいなかった。
紅葉が始まっている。夕方、小屋のひとがテント場まで来て大きな声で明日の天気について説明してくれる。明日は夕方まで雨の心配はないと。
9月24日;
昨夜は月がとてもきれいだった。朝日が昇り始める。明神岳や前穂高岳が黒々ととても美しい。焼岳とその後方に乗鞍岳。立派な笠ヶ岳。
丸山を超えて独標に向かう。登り道、石がいっぱい。下に上高地の大正池が見える。
独標はもうすぐそこ。
これから先の峰々が見える。登ったり下ったり、独標が11峰となっているので西穂の山頂まではけっこうな数の登り下りになる。
8峰のピラッミドピーク。左先に延びているのが7峰。てっぺんで手を上げているのが同行のT氏。
しばらく、登ったり降りたりはあるけれど、緩斜面の安心なルート。
小さかったけれど頂上直下のスラブは降りるときは怖いだろうなと思って登った。短いけれど傾斜はあった。
着いた。小屋から3時間かからなかった。
奥穂のほうを望む。この先はとても厳しい。もちろん今日は行かない、降りる。
頂上からの降りは本当に怖かった。あまり突起のない岩の、脚をかけるところを探しながらの後ろ向きの下降であった。三点確保、三点確保と念じながら、Tさんが「ここに足をおいて、ここの岩をホールドに」などと教えてくれるのに従って降りた。滑落しなくてよかった。Tさん、ありがとう。
小屋に帰ってきた。往復5時間少し。休んで写真を撮ったりしたのだから良い時間で往復できた。体力も心配ないことが分かりよかった。
ロープウエーまで帰ってくる。これで歩くのは終了。
と思ったが、「しらかば平駅」に着いて、そこから車のところまで遠かったこと! 23日、荷物を持ってこんなに長い坂を登ったのかと思った。
4人の西穂高岳は楽しかった。3000m級の、危険なところがある山はこれでお終いだと思った。