三重嶽から湖北武奈嶽、長かったが。言うことなしの新緑と花


2018年4月22日 三重嶽から湖北武奈嶽

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コースタイム;
石田川ダム8:00,三重嶽登山口9:00、9:10登山開始、休憩(シャクナゲスケッチ)10:30、三重嶽山頂12:00、昼食・休憩、午後出発12:30、池13:00、三十三間山観望地点13:50、湖北武奈嶽山頂15:00、石田川ダム下山16:20

山岳会のNさんに2人(FさんとTさん)加わって4人で三重嶽(947m)から湖北武奈嶽(865m)まで歩いた。石田川ダムに8時に着く。いつもここから車が入れて三重嶽登山口まで行くのだが、走って数分で土砂崩れに遭遇、とても通れそうにない。バックでダムの駐車場まで引き返し、長い車道を歩き始める。

Tさんは植物に詳しく野に咲く花の名前がすらすらと出てくる。最初に教えてもらったのがヤマルリソウ。車道の山際の壁に咲いている。クロモジも花をつけていたがこれは写真に撮らなかった。車なら10数分のところを延々と歩き三重嶽の登山口まで1時間かかった。

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9:10,杉林の急な登りを頑張って登る。傾斜が緩くなったあたりに炭焼き窯の跡を見る。その先にも、ここは立派な石垣を積んだ窯であったが、現れた。このようなところで炭焼き作業をしていた人たちのことが話題になる。「水はどうしたのだろう」「担いで下りるのも大変だったろうな」

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Fさんは定年退職後本格的な画家になり、われわれ仲間内ではF画伯と呼んでいる。そのF画伯が今を盛りに咲いているシャクナゲを見つけ、しばし写生。携帯型のパレットを出してシャクナゲを水彩で鮮やかに描いていく。疲労もだいぶたまっていたので、身体は休めるし、楽しい絵は見られるしで、グットな休憩時間であった。

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目も覚めるような新緑のブナが姿をあらわす。大きく高く伸びて葉は枝いっぱいに広がり、この時期にしか見られない美しい姿である。みんな「おお!」と言うばかり。ブナの新緑に加え、真っ白なタムシバ、蕾が深紅のシャクナゲなども、それはそれはいっぱいある。頂上に着く寸前まで楽しむことができた。

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ちょうど正午に三重嶽山頂に着いた。昼食と記念撮影。山の話、里の話も少し。30分程休んで出発。ここから湖北武奈嶽まで5kmちょっと。平坦ならどうって言うことないがアップダウンがけっこうあるので、かなりの長距離と覚悟する。30分ほど歩いて稜線尾根の右側(西側)に池。水面は静かで池に映る木の影が美しい。

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後ろから声がして、休憩していたら女性ひとり男性二人の3人組に追いつかれた。高島トレールを1泊2日の天泊で歩いていて本日水坂峠(みさかとうげ)に下りるのだという。われわれが休んでいる横を大きな荷物を担いで元気に通り過ぎていった。若いんだから、まあ、・・などと、くたびれているロートルたちはちょっと悔しいが認めざるを得ない。

200m以上の登り返しがあって三十三間山観望地点につく。右手奥に三十三間山の尾根が見える。Tさんが双眼鏡をとりだして頂上に人がいると言うので見せてもらったが確かに5,6人が動いているのが見えた。ここから湖北武奈嶽頂上までゆるやかな登りを、それもけっこう長く感じられる登りを登った。途中、追い越された三人組が休んでいたが(なにか、水が少なく濾過していたとかなんとか、用事があったらしい)、ちょっと話しかけて通り過ぎ、湖北武奈嶽山頂に3時に着いた。やっとこれで厳しい歩きが終わった。記念撮影をする。

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湖北武奈嶽山頂からは下る一方。ほんとちょっとした登り返し(といえないほど)があったが、ともかくどんどん下る。分かりにくい道を枝につけてある赤やピンクのテープを頼りに下りる。

赤石岳の三角点に着き、ここから東に曲がって石田川ダムめざし下る。ところが、この下山に使った尾根の状態のひどいこと。昨秋の強風のせいだと思うが、杉が何本も下山道を塞ぐように倒れている。その先どうなっているのか分からないくらいの酷さである。杉の倒木が終わったあと、固定ロープが2箇所、ここも気を抜くと斜面を滑落してしまうほど危険なところだった。それでもなんとか予定の下山地点に下りられて一日が終了した。

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休み休み(写真を撮ったり花を眺めたり)であったが、朝の8時から4時半までの8時間半の行動だった。山は美しく身体をいっぱいいっぱいに使い大満足な山行であった。

三重嶽から武奈嶽



Author

早川 博信

早川 博信

 

一念発起のホームページ開設です。なぜか、プロフィールにその詳細があります。カテゴリは様々ですが、楽しんでもらえればハッピーです。


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