2022年2月14日、手倉山


写真18

旧今庄町の広野集落から手倉山(1037m)に登る。

手倉山は思い出深い山である。もう30年かそれ以上昔になるのでないか、山岳会の平野さんと朝日さん、他誰かと冬の時期、手倉山に行った。広野ダムの末端、周りの道にコンクリートの側壁があり、そこに階段があった。そこから登った。しかし大雪で、途中までしか行けなかった。雪の中で温かいものを食べて下りてきた。

もう一つの思い出は、山岳会の60周年記念事業で(今から22年昔)県内の60座の山が選ばれ、手倉山だけ残っているので朝日さんと二人で行った。雪の締まった春の時期でなかったかと思う。手倉山まで調子よく登った。まだ時間が早かった。向こうに見える上谷山まで行ってみようかとなり、二人で上谷山を往復することができた。あの頃は本当に元気だった。二人とも。

そのあと、何度も手倉山には来ている。一番最後は2018年11月にナメコを取りに来たとき、以来3年が経過している。久しぶりの手倉山である。

広野集落の終点、ダムに登る橋の際に車二台を止める。集落の人に止めても良いかと訊ね、ここはバスの転回場でそのために除雪してあるのだが、その程度なら問題ないから止めておきなさいと許可をもらう。

お寺(妙文寺)の裏山から取り付く。8時50分。スノシューを付けて杉林の中の急登を10分足らず頑張る。本日は3代目のスノシューのデビーの日である。

写真1 写真2

 

400mを超えたあたりから傾斜が緩やかになり、暖かくなってきたので衣装を整える。小休止。左下に広野ダムが見える。湖面は雪(あるいは薄氷か)で白くなっている。写真3

 

数日前に誰かがグループで入ったのだろうトレースが続いている。新調したスノシューは快調である。

雑木林になり登りはゆるやかで先頭を行く人のスピードが上がる。こちらは徐々に遅れる。雪は堅くそれほど沈まない。写真4 写真5

 

小さなピーク状のところで2回目の休憩10:00。写真6

 

ブナが太くなってくる。広い尾根を立派なブナを見ながら登る。傾斜はゆるやかで気持ちいい。写真7 写真8 写真9

 

急登が始まる手間、大きな穴を見つける。見つけると言っても初めてでなく、この山にはなぜだか分からないが大きな穴が数カ所あり、“それを探していて見つかった”と言う方が正確である。「この前来たときはこの穴の左側をとったね」と来た人と話す。穴の形とそれを覆う雪の造型が見事である。写真10 写真11

 

750mあたりから大きな急登が始まり、ほんの少し平になったあとは、頂上へ最後の急峻な登りがあり、11時40分、山頂に着く。写真12 写真13 写真14 写真15

 

 

昼食後、上谷山を背景に集合写真を撮る。上谷山は、残念ながらみんなの後ろに隠れてうまく写らなかった。(液晶画面が暗くて写すとき確認できなかった)写真16

 

 

下山開始12時16分.下りは早い。どんどん下りる。下のお寺に13時40分着。写真17 写真18 写真19 写真20 写真21 写真22

登り3時間、下り1時間20分だった。

一緒に行ける人たちがいるのでとてもありがたい。楽しい一日だった。



Author

早川 博信

早川 博信

 

一念発起のホームページ開設です。なぜか、プロフィールにその詳細があります。カテゴリは様々ですが、楽しんでもらえればハッピーです。


2022年2月14日、手倉山」への2件のフィードバック

  1. naojiro

    H川さんお疲れさまです。
    お写真を拝見するとどの辺りの風景なのかだいたい分かります。今年も歩いてみたくなりました。霧氷があるとサイコーなのですが、なかなか条件が揃いませんね。

    私も手倉山は三回歩いています。三年前には足が攣って手倉山で撤退したのでした。手倉山のもう少し先のP1069には広大な雪原が広がり気持ち良い所でした。そこでゆっくりとランチタイムとしました。
    謎の穴はその際にすれ違った登山者から聞いていて、昨年にそれらしきホールを見つけました。他にもあるのですか?次回はもっとよく見てみます。

    私たちは2/11、美浜の庄部谷山から野坂岳を歩いてきました。伐採されるブナの原生林の見納めにと。風力発電には反対しませんがいつもブナ林が犠牲になるので虚しくなるばかりです。

    ところで、H川さんのスノーシューはタブスですね。新調したらバンドが短くて返品したとお話しされていましたが、タブスに交換されたのでしょうか。実は私の物と同じです。大きな冬靴では靴先が充分に入りきらないのでクランポンの位置が靴の下にならないのです。夏靴ぐらいなら合うのですがちょっと困っています。ラチェットリールは快適なのですが。

    返信
    1. 早川 博信早川 博信 投稿作成者

      庄部谷山から野坂岳にかけての風力発電はてっきりおじゃんになったものと思っていたのに、そうではなかったことを知りました。残念ですね。
      TSLのスノシューは、いろいろすったもんだで、最終的には返品可能となり、別のネット市場からTUBBSのものを購入できました。確かに、先端が100%うまくはまりませんが、歩くには全く支障なかったです。着脱は非常にスムースで気に入っています。

      返信

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