2019年9月7日、高山市(旧丹生川村)木地屋渓谷に山岳会の仲間と行った。
今年初めての沢だった。8月の猛暑の前は雨にたたられて、それが済んだと思ったらあの暑さ。畑の草はこれをばかりに生い茂り、外は暑くて草刈りができる時間は限られていて、しかし、刈り取るべき面積は広く、そんなこんなで8月は疲れていた。山も最初の土曜日、8月3日の山岳会の事業である登山道整備(登山道の草刈り)の一日だけだった。
体力に自身がなかった。会のメールで沢の案内があり、行きたいけれど行けるのかと少々不安だった。ネットで見ると高山市(旧丹生川村)の木地屋渓谷は、「沢登りでなく沢歩き」などと書いてあり、写真を見てもクライミングが必要な滝はなさそうで、これなら大丈夫と「行きます」と返信した。
9月7日、福井集合5時。M田、K藤、K尾、Hの4人が集まった。大野からはY女子が加わった。油坂越えで高山市に入り、沢のすぐそばの林道に車を止めたのは8時前だった。入渓8時、透明度の高い水が流れている。
外気温は30度を超えているが沢は別世界、水に足を浸けてバシャバシャと気持ちよく歩き始める。ナメの沢であるのが入ってすぐに分かる。川底の岩は薄い茶色、水量は多い。
30分歩いて休憩。いつもより早いが誰も文句はなし。
歩き始めて55分、最初の滝が現れる。水量の少ないときは滝に突入して直接越えているとネットの記事を見てきたM田さんの説明だが、今日は無理。こんな流れに突入したら押し流されてしまう。右岸の階段状の岩を登る。かっこよく立っているK尾さん。
9:20、二番目の滝。これが見えたときK尾さん曰く「福井風の滝だね」と。流れはきつく水量もおおいが、ここも右岸の階段状の岩を歩いて簡単に通過。きれいに作られた階段を思わせる。
広くて明るい沢、ジャブジャブが続く、続く。もう言うことなし!
歩き始めて2時間半、二俣が見えてきた。谷に橋が架かっている。左の上に小屋も見える。ここまでと決めていたのでここで沢を出た。
小屋で昼食にする。ゆっくり休む。濡れた沢靴を乾いたスニーカーに履き替えて林道を下りる。沢を歩いているときは登っている感覚はなかったが、こうして林道を下りるとけっこう登ってきたのが分かる。
小屋から40分ほどで駐車場所に戻った。お風呂は丹生川ダムからすぐの「荒城温泉恵比寿の湯」、源泉かけ流しの湯は温度21度だったが熱い風呂と交互に入り身体の疲れがすべて消えた。
行ってよかった、誘ってもらって感謝・感謝であった。
荒城川木地屋渓谷沢歩きを探していて、こちらに出会いました。沢登りは今年初めて、いきなり中級くらいの所へ連れて行かれました。何とか人の助けをかりて最後まで行けましたが、初級の所を探していました。この最後の小屋までなら3、4時間くらいで往復できるのですね?女一人でも行けそうでしょうか?もう2022年ですが、お返事いただけたらありがたいです。
しばらくコメントを見ていなくて返信が遅れました。すみません。
お問い合わせの件;
技術的には女性一人でいけます。ロープを使うところはありません。すべて、ナメ、と言って良いくらいの安全で楽しい沢です。
しかし、どれほど安全でも「沢に一人」は避けてください。何が起こるか分かりません。どうか、複数で、楽しんでください。
お返事有難うございました。そうですね…。なかなか一緒に沢登りしてくれる知り合いが見つからないですが、がんばってあちこち声をかけて出かけてみます。
もし、福井県の近隣にお住まいなら我々の山岳会「福井山岳会」に入会されたらどうでしょうか。30代から70代まで幅広い会員が、沢を初め、山スキー、登攀、普通の登山道での登山など、活発に活動しています。楽しい会です。FacebookにHPがあります。
有難うございます。残念ですが愛知県なのです。福井はいいですね。Facebook拝見しました。