本日の山は湖北武奈ヶ嶽(865m)、熊川宿から水坂トンネルを抜けて石田川をさかのぼり、ダムの駐車場から登るコースである。
待ち合わせ場所の熊川宿駐車場に7時50分、直ぐ福井の方から4人来る。MT、SM、YK、HD。石田川ダムまでそう遠くないので乗せてもらわず自分の車で行くことにする。水坂トンネルを越えて滋賀県に入る。途端に積雪量が半端でないのに気づく。今津町角川集落の家の屋根には3,4m以上の雪がまだ乗ったままである。トタンで覆われた茅葺き屋根の家など、家の周りが雪の壁で家が埋まっていた。石田川ダムまでの道は除雪してあるがすれ違いができる幅ではない。1m以上ある道の両側の雪が崩れてくれば返りは通れない。心配しながら終点のダム駐車場まで行く。やがてもう一人のHBさん(入会希望)が敦賀から来る。
除雪はダムまでで、ここから奥に延びている道には山のような雪が残っている。8時30分出発。雪が堅いのでつぼ足で歩き始めるが、所々でガボリ、スノシューを付けた方が良いと判断して直ぐに装着する。
夏道の取り付き口(登山口)から杉林に入る。8時50分、急登が始まる。夏道は途中で少しトラバースして別の尾根に行き、また元の尾根に戻っているが、この時期雪がしっかり付いているのでそのまま急登を続ける。木々の間から三重嶽が見える。途中小休止を入れて、10時05分に三角点のある赤岩山(740m)に着く。
三角点は深い雪の下。軽く食べる。赤岩山からいったん数10m下りてその先を登るとあとはゆるやかな尾根が湖北武奈ヶ嶽まで続いている。右手に琵琶湖、左手には小浜湾が見え、久須夜岳が立ち上がっている。真っ青な空にみんな歓声を上げて、快調に歩く。
何カ所かの軽い上り下りがあって、最後に少し頑張って湖北武奈ヶ嶽直前のピークに達し、少し平坦なところを行き10分ほどで山頂に着いた。11時05分だった。風が強く冷たいのでピークの直ぐ下で昼食を取る。30分ほどの昼飯時間。集合写真を撮って11時35分より下山開始、三重嶽の方に向かう。
広い尾根の向こうに三重嶽、雄大でかっこいい。尾根にはしっかりと雪庇が出ている。快晴の青空と広い真っ白な尾根の美しさは喩えようがない。12時00分、三重嶽に延びる主稜線から外れてダムに下りる尾根に入る。南西方向に下る。杉の植林のあるしっかりとした尾根。タムシバの新芽を目にする、ふんわりとした毛で覆われて、春が近いのを告げている。
最後の林道に出る、杉の植林の下りはあまりに傾斜がきついのでスノシューを脱いでつぼ足で下りた。下の林道に13時25分、橋の上の雪は2m以上ありそうだ。朝登った時の取り付き口、13時35分。ここからダムの駐車場まで10分足らずで着いた。
5時間の行動時間、四季を通じて何度も来ている湖北武奈ヶ嶽だが、今日の武奈ヶ嶽がこれまでの最高だった。一緒に行ってくれるたみんなに感謝である。
早川様
遅コメで失礼いたします。皆さんが武奈ヶ嶽に登られる3日前、週末の土曜日に私も登頂しているのですが、土曜日は雨、日曜日には雪も降ったことと思いますので、おそらくは私のトレースは残っていなかったでしょうね。
土曜日は朝は春霞がきつくて琵琶湖も見えないほどだったのですが、さすがに雨が空気中の塵芥を流してくれたせいでしょうか、空の青さも展望も綺麗ですね。
最初のお写真は武奈ヶ嶽山頂の北側から三重獄を望んだところだと思われますが、三重獄に向かって進む雪稜の爽快感は堪らないですね。来季にでも晴天の日を狙って私も再訪してみたいものだと思います。
私の山行は後半は雨に降られ、散々なものとなりましたが、宜しければご笑覧ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4053027.html
チェックが遅れて返信が遅くなりました
みんなで誰か来たみたいとは言っていましたが、山猫さんだったのですか。
あそこは良いですね。本当に気分良く登って下りてきました。
記録見ました。すごいロングランですね。とても叶いません。
また、どこかで。